2011-03-17

東日本大地震3


 今朝の新聞に、何と地元の取手一高の体育館に3家族11名が避難しているとのことで訪ねた。11日には常磐線が動かなくなり帰宅難民400名を受け入れた施設で、毛布は山積みしていたが、それでも底冷えのする施設である。
 避難者は20名をこえて、市の職員2名がまわりの世話などをしていた。いわき市から来た家族に話を聞くと、まず地震と津波で高台に避難し、それが解除になってホッとして我が家に帰ると、今度は原発の事故であわてて家族3名と、近所の知人(子ども4人の6人家族)でもって2台の車で東京に向かったとのこと。途中車で2泊し、東京にやっと着いたがどこも落ち着く場所がなく、家のあるいわき市に戻ろうと北上したが、高萩あたりで通行止めにあい、また東京方面に引き返して昨晩取手に来たとのこと。正確な情報が届かず、行ったり来たりしている。中には1歳3ヵ月の子どももいて、さぞかし苦労したことだろう。昨晩は、下に5枚の毛布を敷き、上にも5枚の毛布を掛けたが、それでも寒かったとのこと。
 しかし、ガソリンがあったから良かったけれど、いわき市の近所ではガソリンがなくて動くことのできない家族も少なくないそうだ。
 水や菓子パンやカップ麺などは、市から無料で配布されていたが、こんな食事では何日も体がもたない。ストーブの上での煮炊きやガスボンベでの調理を、体育館内でするのは禁止しているとのことで、寒さの続く中でこれからどうするのだろうか。とりあえず今日はお手伝いすることがないようだったので、後日にまた訪ねることで帰ってきた。

 
 

1 件のコメント:

  1. 前田 利人2011/03/18 7:24:00

    避難者の訪問、ご苦労様です。
    ガソリン不足や生活基礎物資の不足は深刻ですね。買いだめの風潮が問題を加速していると思います。
    みんなの「ゆずり合い」の精神が大切なときになっていると思います。
    今囘の災害で被災した方たちの非難が今後は全国へ広がることになるのでしょう。どう落ち着く場所を確保するかなど全日本人の知恵を集めて考える必要がありますね。

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