2013-07-01

東海第二原発の廃炉を求める全国交流会In茨城

 6月29日は10時から同全国交流会が「ひたちなか市ワークプラザ」であり、200名をこえる参加があった。東海村の村上達也村長の講演「ターニングポイントー原発と改憲ーが圧巻であった。以下は当日のレジメからの一部引用である。
・はじめにー戦後歴史の転換期
  「原子力政策(原発推進)は国策である」 国策とは実にオドロオドロシイ言葉。  日本人の思  考パターンは「現在主義」「大勢順応主義」(加藤周一「私にとっての20正規」岩波現代文庫
・3.11 女川原発から東海原発までの14基は全て危機一髪であった
  東海第二原発は、後70cmで大惨事、SRV操作170回でやっと成功、冷温停止に3日半
・原発異存に未来はないー原発による繁栄は「一炊の夢」後は「無間地獄」
  損害賠償10兆円、除染費用20兆円とも。それでも帰還は困難で悲劇は解消されない
・この国は原発を保有する資格も能力もない。悲劇はまた起こる
  原理原則なしか無視で、目先の利益や損得優先。事故の原因究明ないままに再稼働を急ぐ異 常な精神文化
・原発推進と軍隊保有の心情と勢力は一体。核を保有したい北朝鮮やイランに相似
  憲法9条改定(軍隊創設)は、この国の形を全面的に変える
・寒気を催す自民党の美しい国「憲法改正草案」(2012.4)
  最高法規としては低劣で恥じずべき前文で、知性のカケラもない(法意識の貧困)
 1時間にわたる中身の濃い話しの最後は、「今や国民の知性が問われている」で、私の胸にもグサリと刺さった。
 A4版で両面にビッシリと書かれたレジメである。有名な
人の大半が、レジメなしでどこでも同じことを話しているのに対し、村上村長さんの真面目さがよく出ていて好感が持てた。
 *写真は壇上の村上村長