2014-07-13

福島の子ども保養

 2014年3月に、「福島の子ども保養―協同の力で被災した親子に笑顔をー」(合同出版定価1400円+税)を出版させてもらった。震災本としては4冊目で、福島県生協連の取り組みを中心に、パルシステムなども取材させてもらった。
 まだ放射能の空間線量が高い福島県の浜通りや中通りに住む子どもや保護者は、過剰なストレスの中で暮らしており、少しでも安心して遊んだりできる場所でリフレッシュすることが大切である。各地の生協や市民団体などが協力し、多様な取り組みを展開している。
 ところで震災以前から、国連人権委員会が日本政府に対し、子どもが過度の競争下におかれており、極めて問題であるとの指摘を3回にもわってしている。しかし、政府が無視していることは、続くいじめや自殺などで残念ながら証明している。
 こうした中で福島の子ども保養を地域で支えることは、全国での子育てにも大きなヒントとなる。震災から4年目となった今日、福島の子ども保養を、各地の子育ての実践にぜひ引き付けて学んでほしいものだ。

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