2015-05-13

ネパール地震報告と音楽の集い

 季節外れの台風6号が北上している12日の夕方6時から、渋谷のコーププラザにおいてネパール地震報告と音楽の集いを支援の仲間と開催し、何と53人もが集まってくれたので感謝感謝。
 前日にスリランカから帰国し、まだ疲れが十分に取れてはなかったし、12日の朝から3時まで出版社で、この6月に出版する復興支援本の第6冊目となる原稿の最終校正の念校をして、だいぶ頭が疲れていた。それでも昨年ネパールでもらった帽子をかぶり、気分を新たにして集いに臨んだ。
 5分遅れでスタートし、冒頭の10分の開会あいさつでネパール子ども基金代表の私は、子ども支援の経過や今回の集いの趣旨を話し、支援に関わる意義について以下の3点を触れた。
 ①貧困や震災などで困っている人に対して、できる範囲で手助けすることは、人間としても当然の行為である。
 ②ただし、それだけでなく、支援する相手から逆に学ぶことはいくつもある。金や物のないネパールでは、子どもが本や食べ物などをそれは大切に扱い、元気で前向きに暮らしており、物事や生きる原点を確認させてくれる。苦しい生活だからいろいろな助け合いがあり、協同組合の原点を観ることもできる。
 ③さらには、同じ志をもった仲間と知り合うことができ、お金ではなく素敵な友人との人(ひと)財産を楽しく作ることができる。
 ネパールの地震報告では、帰国したばかりの小澤重久さんと、民族楽器サーランギ(ヴァイオリンのような楽器)演奏者のネパリさんから、パワーポイントの映像50枚を使った生々しい説明があった。テントで寝ている子どもたちや、昨年訪ねたカトマンズの古い家屋が粉々になっているなどして胸が痛んだ。
 その後30分で6曲の素敵な演奏があり、ネパール音楽を堪能することができた。
 7時40分から希望者による会費制の懇親会をし、ここにも40人が参加してくれて楽しい一時をもつことができた。

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