2015-10-11

町内会の自主防災訓練

 10月4日の7時半、白いヘルメットをかぶって近くの公園に出かけた。自主防災会主催による訓練であり、私はその責任者でもあったので少し緊張する。これまではいつも町内の掃除の後に訓練していたのでかなりの参加者はいたが、今回はまったく防災訓練だけでの集合であった。
 他の役員10名も集まり、防災倉庫を開け、訓練の最終確認をするなどして8時のスタートを待った。続々と住民が集まる。66世帯約130人を15のグループに分けてあり、各グループ長から安否確認のホワイトボードに記入してもらう。
 8時になったので、「常総市の災害をもたらした記録的な雨雲が、もし鬼怒川のすぐ東を並行して流れる小貝川に降っていれば、取手市に洪水が入っていたかも知れない。取手市の予想では2mから最大で5mを予想しているので、訓練は大切」と開始の挨拶をした。
 1人が怪我して動けないとの想定で、2人の男性役員に購入した折り畳みリヤカーを使って救出に向かってもらった。またある女性から、携帯電話で119番へ通報してもらい、訓練をしている公園への出動を要請した。あわせて公園のブランコにビニールシートを掛け、雨のときに対応する訓練もした。
 集まった約50人は、2組にグループ毎に分かれてもらい、1組は発電機とチェーンソーの使用やロープの結び方をし、後の組には看護師の資格を持つ役員を中心にし、三角巾を使った止血の訓練をした。20分ほどで組を入れ替え、全員に基礎的な訓練をした。
 9時前になると消防署の大型車1台と地元の消防分団の小型車1台が公園に到着し、消火器の使用と心臓麻痺へ対応するAEDの訓練を30分ほどした。
 訓練の最後に消防署からの話を受けると、いくつもの町会の訓練を見ているが、ここまで具体的に細かくやっている団体は初めてとのことであった。
 ぜひみんなでこれからも、地道な防災の取り組みは続けていきたい。残念ながら非協力的な人もいるし、なおかつ「自主防災会は不要」と足を引っ張る人もいるが、いずれ分かってくれることだろう。
 

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