2016-03-01

復興支援本の7冊目『愛とヒューマンのコンサート』がやっと完成

 私にとって復興支援本の7冊目となる『愛とヒューマンのコンサート』(合同出版 定価1400円)が、やっとのことで震災6年目となる3.11の前に完成させることができ、とりあえずホッとしている。
 取材を始めたのは昨年の3月7日からだから、ほぼ1年たっている。これまでの6冊は、生協やJAや漁協など、協同組合の取り組みが中心であったが、今回はその枠をこえて一般社会において、それも生の音楽をメインにした舞台を描かせてもらった。今回も取材費は全て自前で、年金暮らしにとってけっして楽ではなかったが、それ以上に素敵な人と各地で出会えてワクワクすることができた。
 この本に込めた想いは以下の2点である。
    被災地や慰霊地において苦難や悲しみを抱える人々に、生の音楽は前向きに生きる力を体内から湧き起こし、心の復興支援の輪をさらに拡げる。
   東日本大震災や坂本弁護士一家殺害事件を風化させることなく、支援や記憶の継続と同時に、格差社会の進行で愛とヒューマンが破壊されつつある各地において、歌声を含めた生の音楽を通して人と人のつながりを強めることが、地域づくりにも重要である。
さっそく読んでくれた詩人の新井竹子さん(81歳)からは、「この本は「民主主義とは何だ。これだ」を実践してみせている。みんながこの本を活用して、それぞれがとことんやりたいことを見つめてみよう」との過分な書評をいただいた。 
 3月11日には、北坂戸駅前のオルモホールで、「愛とヒューマンのコンサート」が昼夜2回開催となり、その場で本の紹介もさせてもらい、3月27日には坂本堤さんが埋められた新潟県名立で開く「名立・平和を願う日」の集会にも参加させてもらう。
 被災者を忘れないためにも、また同コンサートの支援のためにも、ぜひ1冊でも多く普及させたい。

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