2017-02-25

2月下旬の被災地訪問2

 21日は、石巻にある織音(おりおん 旧こころ・さをり)、22日は女川に入り「きらり女川」、23日は南三陸を訪ねて「のぞみ」の各作業所をそれぞれ訪ねた。どこも津波の被害を受けて施設は崩壊し、はたして同じ地域で再建できるか当人たちも不安だった時期はあるが、見事に新しい施設を建て、障がいを持った利用者さんも増え、新しい事業も拡大させているから凄い。どこも全国からの支援のおかげと感謝を言っていたし、もちろんそのウエイトは低くないだろうが、やはり核になる施設長さんなどの努力があってのことである。さらにそれらのリーダーたちは、再建を望む障がい者の声に後押しされたというから、素敵なお互い様の関係である。
 「泥の中から光をみつけましょう」
 復興を目指す障がいを持ったある女性は、手記でこう仲間や自らに呼びかけている。凄い発信で、障がい者だけでなく全ての被災者にも聞いてほしいし、さらには生きている全ての人々が噛みしめる価値がある言葉だと私は思う。
 町の中心地が全滅した女川や南三陸では、まったく新しい地域づくりがダイナミックに進みつつあった。障がい者や高齢者も、安心して暮らすことのできる地域にぜひなってほしいものだ。

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