2017-08-13

孫2人と広島へ

 8月5日の早朝に家を出て取手駅で孫2人(中学1、小学5)と待ちあわせて、羽田空港から広島へと向かった。孫の2人には、広島の原爆について事前の勉強をしておくように話しておいたが、教科書以外はまるで興味がなくしていなかった。
 昼前に広島市内へ入り、駅前のホテルに荷物をあずけてグリーンアリーナの「ピースアクションinヒロシマ」へ。日本生協連と広島県生協連の主催で、例年より多く1400人が参加していた。市立沼田高校演劇部による「風の電車」は、原爆投下時に走っていた市電をテーマにした印象的な劇であった。
 フィナーレで100人による虹のひろば合唱団の「世界の命ひろしま」も、迫力があって素晴らしかった。
 会場では若い高校生や大学生の参加が目立ち、今後が期待できる。会場後方のホールでは、各地の生協の取り組みを紹介するコーナーがあり、そこを廻っていると何人かに声を掛けられ、「コープソリューション紙の連載を楽しく読んでいます」といった声もあって嬉しかった。
 6日は早朝にホテルを出て平和公園へ。8時から9時まで平和記念式典に参加し、その後で広島平和記念資料館へと入った。3年ぶりで館内は大きく変わり、まず大人は前回の無料が有料となり、入口で大混雑。さらに展示物がきれいになり、以前の焼けただれて逃げまとう人たちの蝋人形などはなく、まるでゲームセンターかのよう。これで原爆の悲劇が伝わるのかと心配になった。それでも海外からの参加者が多く、それだけ反核の運動が広がっていることがわかり嬉しかった。
 猛暑の中で公園を散策していると、孫たちはすっかり疲れてしまい、午後の予定は中止してホテルで一休みすることにして戻った。
 7日は呉に足をのばし、映画「この世界の片隅に」の舞台の散策や、戦艦大和ミュージアムの訪問を予定していたが、台風5号が九州から中国・四国方面に移動中で予定を変更した。6日の午後で7日の飛行機は全て欠航の表示となっていたので飛行機をキャンセルし、7日の朝一番の新幹線で東京へ戻る手配をし、7日は6時前にホテルを出て乗車した。神戸や大阪あたりで暴風雨にあったが、無事に新幹線は走ってくれ、午後には取手に戻ることが出来た。
孫たちにどの程度の社会勉強となったかは分からないが、いつか広島訪問を思い出すことがあるのではないだろうか。
 

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