2017-08-26

反原発取手駅前金曜日行動

 昨日8月25日の夕方、3年前から毎週開催している反原発取手駅前金曜日行動があり参加した。165回目となる今回は、27日投票の茨城県知事選の応援もあって、県外からも脱原発の支援者などが加わり、約40人が駅前に集まった。
 その1人が川俣町の町議である菅野清一さんであった。5分間であったが、帰還の進む被災地で自殺者の増えていることなどリアルな被災地の現実を熱く話してくれた。
 続いて私もマイクを握り、短い時間であったが以下の話をさせてもらった。
 ①昨年夏に避難解除となった南相馬市小高区で、やっと帰ってきた人の中で生活の見通しが立たずに孤立し、中には自殺する人が続き地元の住職が心を痛めている。
 ②飯舘村の2つある焼却炉の1つで、除染した放射性廃棄物を焼却した後の灰を建築資材に加工し、いずれ全国の公共施設で使う準備をしている。
 ③放射線被害は福島だけの問題でなく、空間線量が0.1μSv前後の取手市でも問題である。なぜなら年間の安全値である1mSvは、時間に換算すると約0.1μSvになるが、国際的には内部被曝と外部被爆の合計である。アメリカや日本の政府は内部被曝をまったく考慮していないため、外部被爆にあたる空間線量しか問題にしていないが、内部被曝も重視して、例えば半々で考える国では0.05μSvを基準にしている。
 ④そのため取手市内も手放しで安全とは言えず、雨や野焼きする煙などにはより高い放射能が含まれているので注意が必要である。
 ⑤27日の知事選には、危険な東海第二原発の再稼働を止めるため、反原発を当初から明確にしている新しい知事を選ぶことが大切である。
 皆で替え歌を歌ったりして約1時間で楽しい集いを終えた。


 集会の後、せっかくの機会なので取手駅前のホテルに宿泊する菅野さんを誘って近くの居酒屋へ入った。
 豊かな文化や自然の多い川俣町の現状や今後について、閉店近くまで話をじっくり聞かせてもらった。長く避難地域になっていた山木谷地区で、この秋に伝統芸能の踊りが上演されるという。都合がつけば見たいものである。















 

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