2017-12-06

障がい者のスポーツ交流会 今年最後の取材

 12月1日から南相馬市へ入った。インターネットで検索した格安のホテルは、南相馬市原町の市街地からかなり離れた小高い丘の上にあった。懐中電灯の明かりで持参した折り畳み自転車を走らせるのは注意を要したが、40分ほど走り到着したときはホッとした。1泊3500円でありがたかったが、何と夜と朝の2食付きで驚いた。
 2日の朝から市内の体育館で障がい者スポーツ交流会があり足を運んだ。市内にある7つの作業所から、百数十人ほどの障がい者や職員が集まり、10時から14時までボッチャーや玉入れや車いすリレーを楽しんだ。
 ここに山形の市立第十中学校から、芋煮の差し入れが今年もあって、責任者から聞き取りをさせてもらった。中学の生徒たちは、南相馬のいくつかの作業所で作っている缶バッジを今でも地元で販売し、またたくさんの年賀状を書いて交流している。生徒会だけでなく、PTAや学校もそれぞれ支援で動き、よく継続して活動していると感心する。
 今回は中型のバスにPTAや教師など17人が乗って山形を朝出発し、持参した芋や牛肉やコンニャクなどを使い、体育館の入口に置いた大きな鍋で芋煮を作ってくれた。できた最初の一杯を「どうぞ」と言われたのでいただくと、ダシもよく出ていて冷えた体にそれは美味しかった。
 昼飯のときに、参加者には弁当と一緒に温かい芋煮を食べた。中にはスポーツよりも、この芋煮を楽しみにしている障害者もいた。車椅子の人も玉入れの輪に加わり、投げることはできなくても歓声の中で一緒に楽しんでいた。

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