2017-12-24

10年目になったネパール子ども基金の打ち合わせと忘年会

 23日に渋谷のコーププラザ会議室において、ネパール子ども基金の打ち合わせと忘年会をもった。ネパールの首都カトマンズにあるHEENEP(ヒーネップ)という小さな市民団体を通し、年間1万1000円の金を各里親が出し、経済的に困っている子どもの勉学費を支援している。すでに開始から10年がたち、里子の数も34人になり、首都圏だけでなく九州などにも広がった。
 3時からの打ち合わせには15人が集まってくれた。基金の代表としての私は、皆の協力でいつのまにか無事10年が過ぎ、スタディーツアーの参加者が新たな里親を誘うなど、輪が広がっていることにまず触れて感謝した。その上で、当初はお金がなくて勉学に困っている子どもが可哀想で、支援をしてあげるという上から目線の気持ちだったが、それが対等の「無償の愛」となり、さらには里子やネパールを通して学ぶことがいくつも出てきたことを紹介した。具体的には、経済的には貧しくて日本のような品物や情報があふれていなくても、子どもたちは目を輝かせて生きており、その姿を通し生きる原点を感じることができる。また原始仏教であるチベット仏教に触れることで、仏教について大きく変質した日本仏教とは異なる思想を学ぶことができる。
 2時間ほどかけて、来年春のスタディーツアーも含めて意見交換をさせてもらい、今後の方針などの大枠について決めることができた。
 5時半からは近くの小料理屋に席を移し、15人で忘年会を兼ねた会食をした。飲み放題のセットだったので、孟宗竹に入った日本酒の竹酒を、これも竹の器で会計を気にせずタイムアウトのギリギリまで美味しく味わった。
 

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