2018-01-03

スーパームーンを仰ぎつつ

 2018年がやってきた。今晩も、取手市の我が家の窓からも大きな満月を観ることができる。楕円形の軌道を廻っている月が、地球と接近するため普段より大きく観え、夜でもあたりがいつもより明るい。持っているカメラで記念に写したかったが、残念ながら安物では無理。
 この4月に私はもう69歳になる。男性の健康寿命が71歳だから、もし平均的に私の体が老いていけば、自分の足で自由に各地を歩き回ることのできるのは後2年少しである。どうにかしてその限られた間に、したいことはいくつもある。
 第一は、昨年から毎月取材している東日本大震災の障がい者の取り組みを、復興支援本の8冊目としてまとめること。岩手、宮城、福島と、それぞれで素敵な動きはいくつもあって、取材ノートもだいぶページ数は増えてきた。もっとも1冊で全てを書ききるのはとても無理と分かり、分割して書きやすい県から仕上げたい。
 第二は、昨年の夏から参加している哲学者内山節さんの寺子屋における学びで、民衆の目線で地域や労働や暮らしなどを観る鋭い視線が刺激的である。この1月と2月にその寺子屋で私は、被災地における障がい者の現状と課題について報告させてもらい、皆と議論をさせてもらう予定で楽しみ。
 第三には、生協の専門新聞であるコープソリューション紙の毎月の連載で、93号になるこの1月の紙面には、大阪いずみ市民生協問題20周年で昨年11月に仲間と開催したシンポを書かせてもらった。順調に掲載すれば今年の8月には100号の記事となり、1回が3200字だから累計すると32万字にもなる。これからも生協の最先端での動きの取材や、先輩たちの人生をかけた伝言シリーズの聞き取りもぜひ続けたい。
 第四には、海外でのボランティア活動である。3月には中一の孫を連れてネパールの里子訪問をし、8月には韓国の原爆記念
館を訪ねて交流を予定している。昨年はできなかったスリランカの子どもたちにも会い、現地の友人に預けてある基金を有効に使ってきたいものだ。
 他にも町内会の自主防災会代表の役割りなどあれこれあるが、どれも心身が健康でなければしたいことも楽しくできない。明日から11日までのポーランドの旅でリフレッシュし、今年をゆっくり自分の足で歩みたい。
    *写真は昨年12月27日に伊東の小室山にて孫たちと

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