2018-04-30

69歳になって

 4月29日に誕生日を迎え、いよいよ60代最後の69歳になったが、いつもと異なる気分で誕生日を迎えた。28日の夜のことである。20代半ばの頃から親しくしていた2歳下の友人が、亡くなったとの連絡を受けて言葉を失った。3年前に彼が地域生協を退職するまでは、たまに会って話などしていたが、最近は音信もなく元気でやっているものと思っていた。死因はすい臓がんとのことが今日分かった。年上の人が亡くなるのは、悲しいが順番だと考えるのに対し、同年代や年下だと足元をすくわれたようで急に不安になる。嫌が上でも自らの死を考えてしまい、少し落ち込んでしまう。もっともその分、どう今を生きるかに考えが集中するが。
 復興支援本の8冊目を仕上げたいが、まだまったく目途がついていない。2日から8日までの南相馬での取材で、原稿の入口は見付けたいものだが。体力の衰えも気になる。ネパールから帰国してから、現地の土ぼこりのせいか目が充血し、医者から目薬をもらって点眼しているがまだ治らず、これも加齢による免疫力低下かと少し嫌になる。まあ焦っても仕方がないので自然に任せるしかないが、これまで以上に時間と健康を大切にする必要がありそうだ。2日からの取材はまた折り畳み自転車なので、今度はヘルメットを購入した。それもバイク用の丈夫なものにした。
 ところでネパールでは、髪の毛をバッサリ切り少年時代の坊主にした。そのためネパールでは、修行中の坊さんみたいとか、生臭坊主などと散々であったが、何かとサッパリしたものである。髪の毛が短いと、冬は寒いし頭の怪我も心配になる。しかし、シャンプーやリンスで洗う手間はいらず、ドラーヤーで乾かすこともないので電気や電磁波もないし、毎日のように櫛を入れてセットすることもないので時間と経費の節約にもなる。そもそも髪型で恰好をつける齢でももうないだろう。
 そんなわけで4番目の孫と写真を撮ってみたら、すっかり白髪のどこかの齢とったジージになっていた。

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