2018-12-06

12月のルポルタージュ研究会

 12月5日の午後に池袋のワーカーズ・コープのフロアを借りて、8人で現代ルポルタージュ研究会を開催した。来年4月末に発行予定の『たたかいのルポルタージュ16号』に掲載する作品の合評では、まず沖電気を明るくする会の事務局長をしている相原さんの、「安心して人間らしく働ける職場を目指して」を取り上げた。障がい者の雇用を守った労働組合らしい画期的な取り組みである。
 私の作品『原爆死哀歌 -続く原爆関連自殺ー』は、今年の9月までに発生した原発事故関連自殺者218人の中から5人を取り上げ、ご遺族や担当した弁護士などから集めた情報を紹介した。「お墓にひなんします」の遺書など、どれもがショッキングな内容で印象深いとのことであったが、タイトルやまとめ方などでいくつも意見があって書き直しの参考になった。
 なお作品創りでは、他のメンバーが「住み慣れた地域で最期まで生ききるために」などを準備しており、来年の1月末までにはそれぞれが仕上げるので楽しみである。
 現代ルポルタージュ研究会が主催する「柳澤明朗さんと共に歩む会」は、2019年5月18日(土)14時から16時に池袋で開催することにした。今年の4月に他界した柳澤さんは、当研究会の顧問を長年していただき、また「ぞうれっしゃがやってきた」の全国展開にも大きく貢献した「ぞうおじさん」でもあった。ぜひ準備をきちんと進め、5月には楽しくて有意義な場にしたい。
 5時過ぎに近くの居酒屋へ移り、遅れてきた2人も合流して10人で忘年会をした。それぞれの関わっている取り組みなどを出しながら、美酒を楽しく交わした。
 明朝から久しぶりの沖縄へ入る。琉球大における日本科学者会議の総合学術研究集会で「食と農」の分科会の運営と報告をし、せっかくなので足を伸ばして辺野古と伊江島を訪ねる。しばらく日本酒を離れ泡盛を楽しみたい。

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