2018-12-12

琉球大での日本科学者会議第22回総合学術研究集会

 12月7日から9日まで、沖縄にある琉球大学において日本科学者会議第22回総合学術研究集会があり参加した。3年ぶりの沖縄は、ときおり小雨が降っていたが20℃近くあり暖かった。
 7日の全大会の「沖縄に持続可能な社会を築くために」では、前衆議院でオール沖縄として活躍した仲里利信さんが登壇した。なぜ自民党で県会議長まで務めた仲里さんが、翁長前知事と共にオール沖縄の先頭に立ったのは、かつての戦争において日本軍によって強要された集団自決を教科書問題で歴史から抹消されそうになったとき、沖縄の人間の尊厳を守るために当然の動きであったとのこと。沖縄の動きは、政治闘争の前に基本的人権のあることがよく理解できた。沖縄から学ぶべき点である。
 8日の全大会「若者と一緒に考える私たちの社会」で、4人の若者が登壇して話があった。その1人である高校2年の女生徒の報告を聞いていて驚いた。8年前に辺野古を取材したとき、ゲート前で毎週土曜日にキャンドルを使って家族で基地反対をしていた小さな子どもの一人で、その後もずっと続けているという。『闘いのルポルタージュ15号』で書かせてもらったが、まさかここで会うとは思ってもみなかった。
 その日の3時15分からの「日本の食と農を考える」分科会で、司会進行と同時に「意欲的な農家の挑戦」のテーマで、他の4人と同じく25分間の報告をさせてもらった。15人ほどの参加であったが、意見交換を含めて有意義な場となった。

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