2019-01-21

雑草と土壌菌の生命力

 だいぶ寒くなり、今年も両足が痒くなって困っている。それも腰や腕にと広がってきた。もうすぐ70歳になるので仕方がないと、風呂上りに保湿剤を塗っていたが、ある本で体内の細胞でエネルギーをつくるミトコンドリアは、運動・空腹・寒さでより活発化すると知り、それでは冷水をかければ効果があるのではと考えた。そこで正月から風呂上りに、下半身へシャワーで冷水をかけるようにした。もちろん瞬間は凍えるが、その後で不思議なことに体がポカポカして気持ちが良いので続けている。もっとも保湿剤はそのまま使っているが、痒さはそれほど気にならなくなった。
 以前から書斎の机の上に、いつも小さな花を置いて愛でている。昨年10月に庭の菊を掘り起こして飾っていたが、さすがに暮になると花も枯れてしまった。何かの花を買ってきて入れ替えようかとも思ったが、雑草が2本も芽を出し、いつのまにか20cmほどの背丈になったし、さらには菊の小さな芽が伸びてきた。驚くべき生命力である。
 と同時に土の中で植物をサポートしている土壌菌の存在である。目に見えないから土壌菌の価値を認識する人は少ないが、自然農法家が強調するように極めて大事な存在であり、種子と土壌菌の協同で芽や葉や花や実になっている。
 人体も同じである。食べ物から栄養素を吸収していると学校では教えているが、200種類で100兆個ともいわれている腸内細菌が、食べ物と腸との橋渡しをしている。土壌菌や腸内細菌を破壊して、植物や人体の成長は期待できない。土壌菌や腸内細菌も大切にしていきたい。
 

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