2019-03-19

3.17 守ろう!暮らし&平和とりで集会

 3月17日(日)の午後に、取手駅前にある広場で、「3.17 守ろう!暮らし&平和とりで集会」があり、約90人と一緒に参加した。
 オープニングは、地元バンド演奏による歌声であった。酔ったときのカラオケもいいが、青空の下で大きな声で歌うのもまた格別である。
 集会のメインスピーチで一人目は、弁護士から「阿部九条改憲ストップへ政権追い詰めよう」があった。二人目が私で、タイトルは「福島事故8年、ありえない東海第2原発再稼働」として20分話させてもらった。福島原発事故がアンダーコントロールしていると2013年に首相は大嘘をついたが、大きな影響が今も続いている。原発関連自殺者は昨年末までに219人で、その内福島の103人の大半は原発事故が影響し、今後も残念ながら続く。
 除染ゴミの処理も終わらず、土や小石は高速道路の下に使う実験をしたり、草木などは焼却して灰を建築資材に加工したりしている。
 人体への影響では、甲状腺癌の発生以外にも、茨城や千葉などのホットスポットで、アトピー性皮膚炎の悪化した事例などが報告されている。
 福島では放射能の汚染地への帰還を進めているが、国際基準や国内法でも一般人は年間1mSvであるにも関わらず、国はかってに20mSvを基準している。それも内部被曝を無視しているので、海外の専門家からすれば驚くべきことが我が国では進行している。
 さらには、昨年『しあわせになるための福島差別論』(かもがわ出版)が出て驚いた。かつては民主的な科学者と呼ばれていた人たちも執筆しているが、中立といいつつ現状の帰還は問題ないと追認し、結果として国や東電を擁護するとんでもない悪書である。その執筆者たちがガイドの福島復興ツアーの宣伝が、1月の赤旗日曜版に載っていて私はガッカリした。
 原発は、核分裂によって発生する3000度をこえる熱を、蒸気にしてタービンを回転させ発電する。これだけの高熱に耐える金属は今はなく、パイプが破壊するなど故障するのが当たり前である。だから東海第二原発の再稼働も論外な話である。
 こうした政治課題としての脱原発はぜひ強めなくてはいけないが、同時に日常の暮らしの中で節電するとか、自分にできることから原発に頼らないことも大切である。
 そんな話を私はさせてもらった。
 三人目は民商の方が、「消費税10%でどうなる国民のくらしと経済」について触れた。
 地域で平和活動している2人からの会場発言があり、集会アピールを採択して閉会した。

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