2011-03-28

名古屋にて

 南医療生協での取材で20日から25日までまた名古屋に滞在した。今回も柴田駅近くの多世代住宅「わいわい長屋」でお世話になった。1泊3000円で、木の部屋やヒノキ風呂があり快適。星崎診療所やグループホーム「なも」、それに南生協病院やカナメ病院など、今回はできるだけ自分の足を使って歩いた。1日に2時間は歩いた日もあり、それも天白川のほとりは風が強くて寒いほどであった。
 ここでも東北関東大震災の影響がいろいろとあった。病院の産婦人科には、福島から2名の妊婦さんが避難している。海外に住むある方は、名古屋に住む娘に「移住してこい」と国際電話をかけてきたとのこと。
 南医療生協として支援の動きをしている

が、神戸のときと異なり、人の応援はしないことにしている。放射能の影響で、医療福祉生協としては政府のいう30kmでなく、海外と同じ90kmが危険との判断をしているそうだ。地図で福島原発を中心にして90kmを描いて驚いた。郡山市、福島市、高萩市などが入るし、仙台や会津若松や水戸にもうすぐかかる。90km以内が危険だとすると、ボランティアでの動きも神戸のときと同じにすると、後でとんでもない被害が広がる。
 写真は戦前からある住宅の1つで、伊勢湾台風のときに軒下まで水がきて土壁などは大破したが、その後補修して今は南医療生協の組合員でもある98歳の男性が1人で暮らしている。

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