2011-05-20

埼玉県での原発避難所

 埼玉県北部の加須市にある旧騎西高校には、4月1日に埼玉アリーナから移ってきた福島県双葉町から移ってきた約1300名の方たちが暮らしている。そこに「さいたまコープ」が毎週木曜日に炊き出しをしており、それを昨日19日に佐藤理事長が訪ねるとのことで同行させてもらった。役場も一緒に避難しており、テレビでは何度も見ていたが、教室や体育館などに避難者があふれ、その大変さを現場で実感できた。人数が多いため簡易の間仕切りも設置できず、着替えは廊下に設置した段ボールの箱の中でおこなっていた。これではストレスが溜まる一方で、1日も早く間仕切りを設置し、また仮設住宅などへ移ることが必要と痛感した。
 生協で提供していたのは、ワカメと豆腐の具がたくさん入った味噌汁と、ホウレン草のおひたしにキュウリの漬物。行政の届ける弁当では、汁がなく、かつ野菜が少ない。それを補うことを目的に、近くの生協の北本店で食材をカットして、生協の車で高校に運び、調理室などを使って生協のボランティア(今回の6回目からJAの女性部も合流)で調理し、配食している。総勢40名ほどが、役割分担に沿って対応し、避難者の方たちから感謝されていた。協同組合らしい支援である。


 

0 件のコメント:

コメントを投稿