2011-07-07

福島県いわき市へ

 7月6日の早朝、愛用の折りたたみ自転車を持って常磐線を北上。勝田駅で乗り換えて、福島県の泉駅で降りたときは11時になっていた。暑い駅前で自転車を組み立て、小名浜港を目指した。30分ほどでたどり着いた港の変貌に驚いた。漁船はいくつか泊っていたが、かつての活気はまったくない。市場やたくさんの物産展などは、ガレキを撤去しているが、土台だけだったり、残った建物も1階は大破し、柱がゆがんでいたりする。電柱にぶつかったままの大きなコンテナもあった。
 やっと1軒の食堂があったので入ると客は私1人。聞くと船は出ても、福島の魚はまったく売れないので、宮城や千葉などに卸しているので、ここにはまったく上がってこないとのこと。このため製氷工場や加工工場、そして物産店などにまったく魚が出せずに困っているとのことであった。
 その後自転車で、湯元駅近くのパルシステム福島を2時に訪ね、専務さんから震災の対応などを聞いた。NPOなどと連携し、仮設住宅への支援などをしている。
 3時半から再び自転車で泉に戻り、4時からはコープふくしまの「いわき支部」を訪ね、支部長さんから話を聞いた。放射能の学習会や線量計の共同購入など、大変な中で模索をしている。放射能の汚染は、茨城に住む私も他人事ではない。


 6時に電車に乗り、買った500ミリのビール2本を一気に飲んだ。家に帰ると、両腕が日焼けで真っ赤になりヒリヒリするは、久しぶりの折りたたみの堅いサドルだったので腰も痛くなった。

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