2013-03-19

南医療生協の10万人会議

 名古屋にある南医療生協では、より多くの組合員の声を運営に反映させるため、以前は1000人会議から6万人会議へと発展させ、今では10万人会議と称して月に1回の楽しく有意義な会合を開催している。実際に参加している人は100名ほどだが、そこへくるまでに地域の多くの人との意見交換をし、1人が1000人を代弁しているとの気構えである。3月16日のその会議に参加し、南医療生協を舞台にして2011年に書かせてもらった本『協同っていいかも?』(合同出版)が、昨年12月に平和・協同ジャーナリスト基金奨励賞を受けた報告とお礼をのべさせてもらった。写真はそうした10万人会議の1コマで、寸劇によって仲間増やしの強化を楽しく訴えていた。  中庭には、病院が建ったときに寄贈した被曝はまゆうが元気に育っていたし、ロビーにあるコンビニショップの本売り場には『協同っていいかも?』が5冊ほど並べてあるし、お世話になった組織部長の話では、まとめて購入した1000部が足りなくなり、最近も50冊を出版社へ注文したとのことで感謝、感謝である。  夕方からは、調理施設のある「だんらん」において手作りの歓迎会をしてくれて、顔見知りの10数名が集まって楽しく懇談することができた。一人ひとりの組合員を大切にし、暮らしやすい地域を仲間の力で今も築いている。また機会を作って訪ね、南医療生協の取り組みからまた学びたいものだ。

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