2013-05-20

広島・長崎の火

 久しぶりに都内にある「下町人間の会」を訪ね、燃える「広島・長崎の火」を見てきた。1990年に私も参加し、福岡県星野村で山本達雄さんが燃やし続けていた広島の原爆の火をもらい、長崎市では原爆瓦にドリルを当てて彩火し、それぞれを東京に運んだものである。上野東照宮の境内に大きなモニュメントを作製し、広島の火は8月6日に点火し、9日に長崎の火を重ねた。その火の下には、「核兵器をなくし、永遠に平和を誓う広島・長崎の火」と刻んでいる。
 この火は2011年の「上野の森に広島・長崎の火を灯す会」の集計で、国内は北海道から沖縄までの45カ所と、海外ではニュージランドとカナダで市民団体などが平和への願いを込めて灯している。他にも孫火が拡がり、たとえば韓国でも灯っているので、実際はもっと多い。
 こうした平和を願う火を台湾に灯す運動が現地でおき、以前に「被曝はまゆう」
を台湾に運んだ関係で、今回も私は協力させてもらっている。
 なお写真の右が広島・長崎の火で、左は10万人が殺された東京大空襲によって焼けた材木から彩火したものである。

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