2013-06-09

ルポルタージュ研究会の仲間と

 6月8日の4時半から、都内の大塚駅近くでルポ研の仲間6名で久しぶりに会った。メンバーの浅利正さんが、結婚50年を祝って本人はルポ3編と、奥さんの小説8編を載せた『たたかいと愛と、これからもー短編小説とルポでつづるふたりの五十年』(一粒書房)を、また三輪純永さんが『グレート・ラブー関藍子の生涯ー』(新日本出版社)をそれぞれ出版し、それを祝うことが目的であった。
 浅利さんのルポは、奥さんの小説と一緒に読むことによって、同じ社会や人の動きがより立体的に見えて面白かった。そもそもルポや小説は、編集する側からの区分であり、読み手にすれば関係ないことである。社会の本質に切り込むため、もっと枠は柔軟であっていいのではないだろうか。
 三輪さんの書いた本では、戦後の社会の変動と、その中での歌声運動や関さんの果たした役割を知る上で参考になる。歌声をルポに読み替えても通じる内容であった。それにしても、200ページの単行本を、丸2日かけ集中して資料を読み込み、首が上がらなくなったことや、通常の仕事をしつつ原稿をわずか1カ月で仕上げたことには驚いた。
 こうした仲間が、私にとっても良い刺激になる。ただただ残念だったのは、お酒の
ドクターストップがかかっていたため、ずっと私は烏龍茶で過ごしたこと。次に会うときは、必ず体調を戻し、以前のように楽しくお酒を飲みつつ議論しようと約束して2時間半後に別れた。
 

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