父親に聞くと、新しく小屋を建てるための竹やワラなどの購入費は約8万Nps(93000円)で、作業は全て自分の手で2週間かかったとのことであった。日当が500Nps(約580円)の仕事も毎日あるわけでなく、子ども3人を含めた家族5人が食べるだけで精一杯だろうから、この費用をねん出するのも大変だったことだろう。
サンギッタちゃんは、後2年で卒業となる。将来の夢についてたずねたが、残念ながら今はまだないとのこと。実際に職がなく、大卒でも海外への出稼ぎが多い国であり、夢がないのは残念だけどネパールの現状からすれば仕方がない側面もある。
どんなに貧しくとも、家族で助け合ってつつましく生きている。人間や家族の強さをここでも見ることができ嬉しかった。
ボランティアをはじめるにあたり、関心を持って現実を見てまず興味を持ち、大変だとか慈悲の気持ちで、自分にできることを何かしようと功徳させてもらうことと同時に、相手から何か学ぶことがあることを知ると、より有意義で活動を継続することができる。
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