2016-08-07

「愛とヒューマンのコンサート」で福島へ 1

 8月4日の朝に東北新幹線へ乗り昼前に福島駅で降りて、演奏するベッセラさんや松本さんや今野夫妻たちと合流して食事をし、「愛とヒューマンのコンサート」の会場の大原病院に入る。音楽療法にも理解ある院長さんがセットしてくれた。フランスはパリオペラ座の名ピアニストであるベッセラさんは、ボランティアによる2年ぶりの来日である。
 夕方からは笹谷にある浪江の仮設住宅を訪ね、自治会長さんをはじめ顔なじみの人たちと再会し、演奏を聴いた後で楽しく交流をした。その晩は飯野町に移り、男女別に支援者宅で寝させてもらった。
 翌日は南相馬市の図書館での演奏で、飯舘村を通るときに細川牧場を訪問させてもらい、在宅していた奥さんと記念写真を撮らさせてもらった。まだまだ放射線量が高くてベッセラさんに、「黒いフレコンバックは何に見えますか?」と英語で聞くと、「あれは牧草を巻いているのでしょう」との返事だった。「普通はそう見るでしょうが、これは放射能廃棄物で、この小さな飯舘村に約200万個のあります」と伝えると、それはビックリしていた。
 南相馬では、障害者が中心のコンサート。保護者を含めて100人ほどが1時間の演奏を楽しみ、途中でピアノの周りをグルグル回る男のもいて素敵な場になった。

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