2016-08-07

「愛とヒューマンのコンサート」2

 5日は南相馬でのコンサートを終えて昼食をとり、次は白河市にある文化ホールへと車で向かう。いくつかのルートはあるが、一番早く到着できるとのことで高速常磐道を使った。途中の何か所かに、放射線空間量を測定して表示しているモニタリング・ポストが置いてある。当初は0.1から0.2ほどであまり気に掛けなかったが、浪江あたりで急に4.10の数値になり驚いた。年間にすれば×24×365で35.9ミリ・シーベルトにもなり、チェルノブイりであれば強制退去の危険地域である。常磐道より海側を走る国道6号は、ここよりもっと放射線量が高く危険であるが、そちらも今は規制が解除されて通行は自由である。人々の安全よりも経済性を優先した政治の結果である。健康を考えると通行させてはいけない高速道である。
 7時からの白河では、地元の年金者組合の実行委員会が企画し、250人ほどが集まってくれ、松本さんとベッセラさんの音楽を楽しんだ。
 休憩の前に少し時間をもらい、「愛とヒューマンのコンサート」の本の宣伝を私は簡単にさせてもらった。コンサートは演奏家だけの力でなく、企画者や実行委員や聴衆の協力で成立ち、また一人ひとりの音楽文化へのこだわりをドラマとして本にしていることや、音楽が右脳を刺激して左脳とのバランスをとり、さらには生の音楽で人の耳に感知しない低周波や高周波の音波を、全身の37兆個の細胞レベルで受けて共振し、ほっこりした表情になることも触れた。
 おかげで30冊ほど買ってもらい、忙しくサインもさせてもらった。

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