2016-11-12

集会「もう原発は要らない~被害者の声を聞いて~」に参加して

 11月12日の午後1時半から5時まで、千葉市にある千葉弁護士会館においてタイトルの集会があり参加した。同弁護士会の公害環境委員会が主催し、原発被害救済千葉弁護団と千葉県放射性廃棄物を考える住民連絡会が協力団体で、約100名が集まり中身の濃い集いであった。
 記念講演は、「原発のない社会の実現のために」と題して、いわき市から来た広田次男弁護士であった。闘う弁護士として有名な広田さんは、3・11に18時間半もかけて帰宅した経験から、余生は震災や原発事故にだけ対応し、いつの日か孫に「あのときどう対応したの?」と聞かれたときに、自らの生き方に後ろめたさがないようにしたいと強調していて同感であった。10日前にいわき市の事務所を訪ね、2時間ほど原発事故関連自殺の訴訟について、詳しい話を広田さんから聞かせてもらった。信念に生きる熱い人である。
 原発被害者集団訴訟の現状では、原発被害救済千葉弁護団や訴訟原告の方たちの貴重な報告があった。
 「小櫃(おびつ)川の水を守る会」の佐々木さんによる「君津の水が危ない」との報告によれば、30万人の利用する水源地に広大な産業廃棄物の埋め立て地を造り、何とそこに放射性物質を持ち込んでいるとのこと。
 また「行政と議会に目を向ける市民の会」の小林さんによる「千葉県の指定廃棄物状況」では、県内の10市に保管している放射性物質の管理はまちまちだし、不明な保管場所すらあるそうだ。国による隠ぺい政策がここにも反映している。
 これだけの被害を出しておきながら、いまだに東電や国は責任を認めていない。こんな無責任なことは、決して
許されるはずがないと私は思う。  写真は原告や弁護団の皆さん。
 

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