2016-12-09

福島・東葛活動報告会に参加

 1127()の午後、千葉県の馬橋で「第8回福島・東葛活動報告会」があり参加した。タイトルは「東葛甲状腺問題の核心/チェルノブイリ・福島から学ぶ。本当の健康被害と今向き合う」で、約50人が参加した。スケジュールは下記である。
 1:30~福島東葛活動報告/橋本・関・香取・我妻
 2:30~「福島甲状腺被害の実態、私たちが考え、実践すべきこと」牛山元美医師(さがみ生協病院・311甲状腺がん家族の会世話人)
 ・福島被害者からの報告
 16:00~「東葛の実態を共有する」
 ・東葛放射能データについて
 ・増田松戸市議会議員/市民アンケートについて
 ・流山市への甲状腺検査実施要請嘆願について
 牛山医師は、たくさんの資料をパワーポイントで紹介しながら詳しく説明してくれた。福島の多くの医師たちのように、「放射能との関連ない」との結論ありきの話でなく、あくまで事実に沿って被災者の側に立ってていねいに対処する大切さを強調していて共感できた。名刺を交換させてもらうとき、「医師会などからの圧力はありませんか?」と聞くと、「小さな診療所だから相手にされていません」と笑っていた。凄い医師もいるもので嬉しくなった。一度訪ねることを相談させてもらい快諾してもらった。
 福島の郡山から来てくれたW夫妻の報告にも驚いた。高校の教師の男性は甲状腺癌で手術し、女性は甲状腺の病気であるバセドウ病に苦しんでいた。男性の通う学校には、同じ甲状腺癌で手術した生徒が何人もいるとのことであった。 原発事故の初期に振った高濃度の放射性ヨウ素の影響だろう。郡山でこのような状況であれば、原発に近いもっと高濃度の汚染地では、さらに被害は大きいのではないだろうか。
 終了後に和室へ移動し、20人ほどでビールなど飲みつつ交流した。wさんとも名刺交換させてもらい、いづれ郡山を訪ねてより詳しく話を聞かせてもらうことで別れた。最後まで交流に残った中年の女性に、1冊だけ持っていた「愛とヒューマンのコンサート」の本を見せると、すぐに購入してくれてありがたかった。

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