2017-04-20

誰もが取り残されない復興とまちづくり

 4月18日(火)の12時30分~16時30分で、国会議事堂前にある衆議院第二議員会館において、日本障害フォーラム(JDF)主催の「~熊本地震1年 東日本大震災6年~
誰もが取り残されない復興とまちづくりに向けて」があり参加した。被災地の実情と課題、ならびに関係者の取り組みについての報告とともに、今後の復興と将来予想される新たな災害を見据えながら、誰もが取り残されない防災とまちづくりについて話し合うことが目的であった。会場には車椅子の方など約150人が集まり、熱心に聞いていた                                     来賓で来ていた国会議員の川田龍平さんは、障がい者だけの問題でなく高齢者などにも関わる重要なテーマであると強調し同感であった。                東北からの報告では、岩手県より視覚障害者の代表、宮城県よりてんかん協会の方、福島県より障がい者施設の職員がそれぞれ報告した。                基調報告は、「インクルーシブな災害支援とその後に向けて(熊本の現場から)」のテーマで熊本障害フォーラム/被災地障害者センターくまもと事務局長の東俊裕さんから、熱い話があった。包含的を意味するインクルーシブとは、障がい者も健常者と分け隔てなく暮らす共生が目的である。自らも車椅子で長年暮らしながら積極的に社会運動にも関わっている東さんは、段差のある仮設住宅では障がい者が生活できなく、それは東日本大震災のときと同じで、過去に学ばない行政を鋭く批判していた。      休憩の後で日本障害フォーラム副代表藤井克徳さんがコーディネートしたパネルディスカッションがあり、4人のパネラーがさらに障がい者と震災について深めた。    障がい者を含めた社会的弱者の目線で見ると、震災や復興における問題の本質がよく分かる。

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