2017-12-25

アウシュビッツ訪問の準備1

 格安ツアーがあり1月4日から11日までポーランドを妻と訪ね、念願のアウシュビッツ訪問を予定している。その関係で、まず書棚からフランクルの名著『夜と霧』を取り出して何十年ぶりかで読み直した。旧訳であり、解説が多く参考になるが説明が堅い。
 そこで図書館から関連する以下の本を借りてきて読んだ。
 ①アウシュビッツ博物館案内 ②フランクル『夜と霧』への旅 ③アウシュビッツと<アウシュビッツの嘘> ④どんな時にもお、人生にYESと言う ⑤アウシュビッツの囚人写真家 ⑥ポーランドに殉じた禅僧 梅田良忠 ⑦夜と霧 新訳
 以前に旧訳『夜と霧』を読んだときは、ナチスによるユダヤ人大量虐殺を生き抜いた人の記録として、残酷さしか残っていなかった。しかし、今回新訳や②の「フランクル『夜と霧』への旅」などを読み、これは告発書でなくどんなときにでも人間は生きていく意味のあることを教えた希望の書であることが分かった。
 そこで手元に置いてじっくり読むために、『夜と霧』新訳と「フランクル『夜と霧』への旅」は中古本を注文して取り寄せた。
 『夜と霧』は、東日本大震災の後で年間3万部が売れているそうだから凄い。フランクルの提唱するロゴセラピー(人間の生きる意味の療法)が、大震災の後の復興において力を発揮している証拠だろう。私の次に予定している障がい者をテーマにした復興支援本にも、おおいに参考になりそうだ。
 「フランクル『夜と霧』への旅」にも感心した。朝日新聞の女性記者が、3年もかけて世界中を取材してまとめた本で、これも内容と同時にジャーナリスト魂でも学ぶことが多い。
 これらの他に図書館にないアウシュビッツの関連する本やDVDもいくつか注文したので、出発前にぜひじっくりと
観ておきたい。

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