2017-12-07

障がい者の5kmウォーキングに参加

 快晴の続く3日は、朝から「第30回野馬追の里 健康マラソン記念大会」と同時に「第12回ウオーキング大会」があり、後者は子どもや障がい者向けであった。
 7時にホテルを出て自転車を走らせ、7時半には会場の雲雀が原祭場地のすぐ前にある作業所「ほっと悠」に着いた。広い祭場地は毎年のように野馬追の勇壮なレースをする場で、2年前に私はそこで観戦したこともあった。
 ほっと悠で少し待機して準備し、集まった障がい者と職員の17人と一緒に会場へ入った。当日の受け付けがあったので、5kmのウオーキングを申し込んで参加費の500円を払って記帳し、「9482」の緑のゼッケン・記念のタオル、ペットボトルなどを受け取った。
 定刻の8時30分に5kmのグループは出発し、祭場地から西に向かう道に沿い長い列になって歩き出した。中には視力が悪くて白杖を手にして伴走者が横にいる人もいれば、車椅子に乗って後ろから押してもらっている方もいた。
 途中で「苦労して歩いて、どんなことが楽しいですか?」と聞くと、「いつも移動するときは車なので、自然の中を歩くのは嬉しいです」とのことであった。ガラス窓こしでないから、風や香りなども感じることができて嬉しいのだろう。同じウオーキングでも、人によって楽しみ方はいろいろである。
 途中の太田神社でトイレ休憩し、5kmの行程を終えて出発点に戻ってきたときは10時近くになっていた。ずっと歩いていると、防寒着の中は少し汗ばんでいた。
 ゴールすると1人ひとりが完歩証を受け取り、また温かい豚汁があって一息つくことができた。
 
 ウオーキングの後で、精神に障がいを持ちながらも職員としてりっぱに仕事をしている男性の話を聞かせてもらった。今も病気は完治せず毎日のように薬を飲んでいるが、自分の限界を自覚できるようになり、パニックになる前に休んで自己コントロールしている。職場の配慮や環境を整えることで、障がいを持った
人が職員として責任ある仕事をできるわけで、ぜひもっと増えてほしいものだ。

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