2018-02-13

お聴きください 福島からの訴え


 2.12の午後1時半から埼玉県坂戸市にて、表題のタイトルで地元「生活と健康を守る会」主催の集会があり、飯舘村の佐藤八郎村議と一緒に約70人へ話をさせてもらった。
 佐藤さんは、いつもの方言で東電や行政のしている嘘やごまかしをいくつも面白おかしく紹介していた。放射能汚染は人の健康や命にも直結するので、もちろん笑ってすませる問題ではないが、笑い飛ばさないとやっていられない側面もある。
 私は、「福島の人々は今」とのテーマで以下について、約30枚のパワーポイントの写真を使って説明させてもらった。         
1、福島の人々
・追い詰められた震災関連自死
  ・福島で天災死より多い震災関連死 
2、福島の被災地
  ・時間の止まった浪江
  ・規制解除の飯舘村  
3、埼玉県の原子炉と放射性廃棄物
  ・三菱マテリアル
  ・埼玉にも放射能汚染地が 
4、福島に寄り添う
  ・福島の現実を知り、できれば現地を観る
・明日は我が身
・共に生きる
冒頭に触れたのは、南相馬で93歳の女性が震災の年の夏に自死するときの手紙で、「さようなら お墓にひなんします ごめんなさい」であった。心中を想像するとたまらなく胸が苦しくなる。岩手や宮城よりも福島では、震災関連自死が倍ほど多く、残念ながらまだその傾向は続くだろう。
 けっして震災は終わってなく、明日は我が身にも形を変えて災害は起こりうるので、福島に寄り添って生きることをお願いして終えた。
 4時過ぎに無事集会を終え、主催者の1人である今野宅で10人ほどとごくろうさん会をした。冷たい濁り酒と今野和子さんによる柚子味噌付きのボイル玉ねぎなどお手製の料理が合い、すぐに1升ビンが空になった。

       
 佐藤八郎さんと

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