2018-07-23

原発の学習会で報告

 連日35℃の猛暑で体がだるい。数年前から夏になると蚊に喰われた痕が、衣服でこすれると化膿するのでバンドエイドを貼っているが、今度はそこがかぶれて赤くなり、1週間ほどは痒くて困っている。
 22日の昼から地元の取手市で、「戦争をさせない・9条壊すな!総がかり取手実行委員会」主催の学習会があり、「福島の原発事故の影響は今」と題して私はジャーナリストと日本科学者会議の肩書で、30分ほどパワーポイントを使って話をさせてもらった。なおこの会には、取手市にある19の団体が所属し、そこには共産党と社会民主党も加わっている。
 「お墓に避難します」との遺書を書き自宅で首をつった93歳で南相馬市の女性、57歳で灯油をかぶり焼身自殺した川俣町の女性、「原発さえなければ」と壁に書き、32歳の奥さんや6歳と5歳の子どもを残して首を吊った相馬市の54歳酪農家など、写真を写しながら説明した。こうしたケースを含め昨年までに福島県では99人もの震災関連自殺があり、その多くが放射能汚染が影響し、東電もそれを認めて裁判で賠償金を支払っている。
 にもかかわらず2013年に自民党の当時の高市早苗政調会長は、原発事故による死者はいないと言い切った。原発事故はアンダーコントロールしていると国際舞台で大嘘をついた安倍首相も、ともに人間として失格である。
 3000℃にもなる核分裂の熱を利用して発電する原発は、原理は原爆と同じでコインの表裏であり、脱原発と反核の運動は連携して効果を高めればいいが現実には弱い。そこで反原発の反原爆の統一した運動の輪を拡げ、さらには原発や金に依存しない暮らしの大切さを話して終えた。
 他には「東海第二原発廃炉に向けて」で常総生協から、「放射能と子どもの健康」でとりで生活者ネットワークから、「県議会から見た東海第二原発稼働問題」で県会議員から、それぞれ貴重な報告があった。最後の30分ほどは会場の110人からの質疑応答で、5時前に終えた。
 自転車で持参した『「愛とヒューマンのコンサート」』は、どうにか5冊が売れてサインもさせていただいた。

0 件のコメント:

コメントを投稿