2019-02-26

辺野古の集会に参加して

 25日の午後に、参議院議員会館において辺野古に関する集会があり足を運んだ。防衛省の若い職員が、市民団体からの質問に対して回答するのだが、とても聞いているのが恥ずかしくなるような内容であった。辺野古の新基地造りでは環境監視委員会があって、そこの専門家の評価に沿って防衛省は動いているというのであるが、ジュゴンが船にひき殺されない限り船の影響はないとか、マユネーズ状の90mの海底まで杭を打ち込む工事は、日本で65mで外国でも70mしか例がないにも関わらず、妥当な工法であると専門家の委員は言っているなどと説明していた。要は御用学者を集めた環境監視委員会を楯にして、だから大丈夫とか安心と言うだけである。これでは役人に何を聞いてもダメで、環境監視委員会の専門家に直接聞くしかないが、それは残念ながら実現しないだろう。
 福島の原発事故の影響はいまだに続いているのに、「アンダー・コントロールしている」と世界中に向けて大嘘を首相がついても反省しないのだから、若い役人が御用学者を使って本質をごまかすのも平気なのだろう。いや本省の役人ともなれば、一流の大学を出て頭はきっといいはずだから、事実はどうなっているか知っていて、きっと自己矛盾に悩んでいるはずである。
 集会の後半は、良心的な学者・専門家が、いかに事実をねじ曲げて政府が埋め立てを強行しているか写真なども使い説明があって参考になった。
 24日の沖縄県民投票では、多くの人が基地反対を表明したが、数は少ないとはいえ「賛成」や「どちらでもない」と投票した人たちもいる。
 明朝から6日まで辺野古に入る。現場の動きを観ると同時に、新基地に反対だけでなく賛成やどちらでもない人たちの意見も、ぜひ一人でも多く聴いてきたいものだ。

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